18~25歳よりも、26~35歳の年齢層の方が、エナメル質のダメージが進行しています。つまり、年齢を重ねるとエナメル質のダメージも重なるということ。だから、毎日のケアが大切です。

歯の表面のエナメル質がダメージをうける 「酸蝕歯(さんしょくし)」が着目されています。歯の健康維持の脅威にもなるため、21世紀の大きな課題と言えます。ヨーロッパの最新研究は、「酸」の多い現代の食生活が、エナメル質のダメージを引き起こす原因になることを明らかにしました。

What is the Acid Truth

歯のエナメル質のダメージは、年齢とともに進行することが知られています。18~35歳の30%には何らかのサインが見られることがわかりました。

初期段階では気づきにくいため、歯医者さんに相談しましょう。エナメル質が「弱くなる」「薄くなる」「透けてくる」「黄ばむ」「光沢がない」ことがダメージのサインと言えます。

「酸」の多い現代の食生活は、想像以上に歯をリスクにさらしています。
「酸」を多く含む飲食物とは、ワインやスポーツドリンク、ドレッシング、また、健康によいと言われるフルーツやジュースも含みます。

エナメル質と「酸蝕歯(さんしょくし)」

白く、ミネラルが豊かなエナメル質は、歯の表面を保護しています。

実はエナメル質は、人間のカラダの中で最も強く硬い物質。

しかし、意外なことにエナメル質は毎日の食事に含まれる「酸」に弱く、「酸」に触れるとやわらかくなりがちです。

エナメル質が弱くやわらかくなると、すり減りやすくなり、その結果、薄くなってツヤがなくなったり、エナメル質の内側にある象牙質が透けて黄ばんで見えるようになります。

また、エナメル質のダメージはムシ歯とは異なります。

日々、噛むときにすりつぶす物理的な原因や、飲食物に含まれる「酸」に触れることによる化学的な原因によって、気づかないうちに引き起こされてしまうのです。

出典:

1.Bourgeois, D. et al. Is Dental Erosion and Dentine Hypersensitivity a Public Health Problem: Rationale of the European Collaborative Study. Presented at 101st FDI Annual World Dental Congress, 28 – 31st August 2013, Istanbul, Turkey.

2. Deery C. et al. The prevalence of dental erosion in a United States and a United Kingdom sample of adolescents. Pediatr Dent 2000 22: 505-510.